不動産売却みんなのQ&A

2020.10.28 登記のこと

登記に関する懸念事項

お問い合わせ内容 No.19】

駐車場に貸している土地の一部を今回売却する事にしました。
家屋調査士に測量を頼み、分筆して頂きました。
自分でも慎重なタイプと言われるくらいなので、家屋調査士さんにお願いして「受領証」を法務局から頂く事にしました。
測量→分筆→登記申請→受領証→登記完了となりました。
分筆前に不動産会社の方が買主様を見つけて頂いたので、分筆前に売買契約を締結しました。
後日、所有権移転を行う際に不動産会社から連絡があり「字」が違って登記されていると連絡がありました。
そんな事が現実としてあるのでしょうか?
また、受領証には正しい字名と地番が記載されています。
字名は元に戻らなくても取引は完了できるのでしょうか?
また、戻すにはお金を又請求されるのでしょうか?
お教えください。

【 回答 No.19 】

結論からですが「問題はありません」
理由の一つに「登記は公信力はあるが絶対では無い」と、言う事です。
例えば所有者の方が亡くなられていても登記には反映されませんし、真の所有者は相続人で
ある場合もあります。
また、地目に関しても「宅地」と記載されていても、現況は「駐車場」などの「雑種地」である場合もあります。
買主様が不安になる場合もありますが「受領証」がありますから正しく説明してあげれば問題はないでしょう。
法務局に対しては家屋調査士を通じ「錯誤」である事を主張すれば職権に登記は訂正されます。
費用は無償でできるでしょう。
但し、全部事項証明書(登記簿謄本)には正しい字名に訂正されますが、「錯誤」として記述は残ります。
コンピューター化されたとは言え、人間が行う事ですから間違いはあります。

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