不動産売却みんなのQ&A
同じ土地を2つの土地に分筆し、売却することはできるのか?
ご相談いただきました件ですが、
①個人売主は複数の土地を売却することができません。
土地を2つ以上に分けた後、分けた複数の土地をすべて一般市場に売却することはできません。
なぜなら個人が2つ以上の土地を売却する場合、宅地建物取引業法の「業として行う」にあたる可能性があるためです。宅地建物取引業を行うためには、国土交通大臣もしくは都道府県知事の免許が必要です。
つまり、何も知らずに複数の土地を売却すると、“無免許で宅地建物取引業をしている”となってしまう可能性があります。
②本当に分筆してよい土地かどうか複数の不動産会社へきいてみましょう。
土地の売却に限らず、不動産を売却する方法は「一般市場で売却する」「不動産会社に買取を依頼をする」の2つがあります。
一般市場での売却とは、土地を売りたい売主が、不動産会社の仲介により、マイホームを建設するための土地が欲しいといった一般の人へ売却するケースのことです。
一方の不動産会社の買取とは、売主から不動産会社へ土地を直接売却する取引形態のことです。
③分筆前の土地境界が確定しているかを確認します。
土地の分筆は、分筆前の土地の境界が確定しているかどうかをまず確認します。
筆界確認書(境界確認書)という、隣地所有者と共に土地の境界線について合意している書類があれば、確定していると判断できます。
土地を分ける際、周りの土地との境界がはっきりしていれば、分筆のための測量と分筆登記を行います。
境界がはっきりしていない場合は、分筆の測量と登記の前に、隣地との境界を確定させる測量(境界確定測量)を行わなければなりません。
以上、イエステーション函館店にて回答いたしました。
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