不動産売却みんなのQ&A

回答【No.155】

ご質問者様
この度は「ケンとメリーの不動産売却相談室」にご相談ありがとうございます。
私はイエステーション甲府店（株）エスティケイの雨宮と申します。

ご質問者様のご相談の件ですが、まず仮に売却する場合、購入時に諸経費がかかるように
売却時にも諸経費（収入印紙代・抵当権抹消費用・仲介手数料）がかかりますので、
単純な売却価格設定は現在の住宅ローン残額と売却時の諸経費を加算した額になります。
ちなみに問い合わせ内容から確認すると、売却価格は住宅ローン残額約２，５００万円弱と
諸経費約９０万円前後（収入印紙代・抵当権抹消費用・仲介手数料等）を加算して
約２，６００万円になります。
ご質問者様のお住まい先の相場に合致していれば上記の額で大丈夫ですが、
相場に合致していない場合は、住宅ローン残額を精算出来ないので自己資金の持出が必要になります。
ご質問者様は一日でも早く引っ越しをしたいようですが、現状の状態での引っ越しは住宅ローンと
賃貸の家賃支払いの二重返済になりますので、支払いが厳しいのであればおすすめは出来ません。

また住宅ローンを少しでも減らして５年後に売却もしくは今売却のどちらが良いかについて、
５年後までの間に多少也とも一部繰り上げ返済をして住宅ローン残額を少なくできれば前者が
良いかと思います。
但し、５年後の周辺相場の問題はあります。

他の方法としては、購入した住宅を賃貸で貸す方法もあります。
賃貸にする事により住宅ローンと引っ越し先の家賃との二重返済は解消され、
家賃設定が住宅ローン支払い額より高ければ、毎年の固定資産税の支払いや貯金
（繰り上げ返済に利用）にまわす事も可能になるかと思います。
マイナス点は空室の場合はその期間は二重返済になる事と賃貸人の家賃滞納
（保証会社利用により対応可能）や売却検討時に賃貸人が居住していた場合は
事前手続き（一定期間前に告知する必要があります）が必要になります。
あと住宅ローンの借入先金融機関によってはうるさく言われる事もあります。
なお引っ越しをする場合、ご質問者様はまだ購入をして２か月しか経過してないので、
不動産取得税通知書が来ていないと思います。
もし引っ越しをする場合は不動産取得税通知書が届いて、減額申告手続きをしてから
一定期間経過後に行うことをお勧めします（お住まいの場所によって違いはありますが、
目安として物件購入後、約９ヶ月位の間に送られてきます。
通常は通知書記載の税額をお支払いしなければなりませんが、自己の居住の用に供するものは、
一定条件を満たしていれば通知書記載の税額が軽減されます）。

長文になりましたが、以上になります。
もし何か質問や不明な点がありましたら、お気軽にご相談ください。