不動産売却みんなのQ&A
住み替え、購入が決まってない場合、引渡し延長の方法
現在の住んでいる家が売れたのですが、住み替える住宅が決まっていないので、
引き渡しの期日を延ばすことは可能ですか?
■回答【No.250】
不動産売却相談室にご相談頂き有難うございます。
相談室担当 奥村が回答させていただきます。
売却おめでとうございます。
住み替え先が決まってないので、売却物件引渡し期日を延長できないか?
とのご相談ですね。
期日を延ばす方法をお示しする前に確認させてください。
売却がきまったとのことですが、その間、住み替え先を探されていましたか?
購入物件は100%満足できる物件がない事をご理解してください。
何故ならば、仮に希望が駅徒歩5分で予算3,000万以内とした場合、徒歩5分以内には
3,000万円以内の物件がない等要望と現実の矛盾がでてきます。
よって全ての希望を満たすには、矛盾が発生して、100%満足できる物件は見つからないことになります。
非現実な物件探しに時間を割かれても、物件がないわけですから住み替え先が、
いつまでも決まらない事になります。
現実ある物件の中で住み替え先を探すには、購入目的を明確にすることが重要です。
今回住み替えをされる目的、現状不満に思っていて、改善したい事はなんですか。
例えば、環境が悪く騒音がひどいので閑静なところに住みたい。
家族が増え手狭になったので広い住宅(4LDK以上)の住宅が欲しい。
■購入目的の優先順位は決められていますか。
1)予算5,000万円以下
2)閑静な住宅地希望
3)4LDK以上を確保したい
4)台所8上以上必要
5)通勤1時間以内
6)買い物の便利なところ スーパー徒歩10分以内
物件を探すに当たって、優先順位の上位3番から4番までの要望が入った物件のみ選択し、重点的に内見する。
内見した中でどれを選択しても、当初の購入目的を達成できるものなので、
決断し易い事になります。
さて、ご相談の期日延長するには買主様のご協力を得なければなりません。
引渡し延長期間の定期借家契約の締結です。
ある程度購入する期間の目途がないと定期者借家期間も設定できません。
(短期の引き渡し延長であれば買主と話し合いでできる可能性はあります。)
結局、契約期間内に住み替え先が見つからない場合は、仮住まいの検討をしなければなりません。
引渡し期間の延長も必要ですが、住み替え先を早く決める事が、問題解決に繋がると思います。
住み替え先を探す時間の短縮を図り購入決断を早める努力が必要と思われます。
住み替えは住み替え先を探す事が大切な事なのです。
早い購入決断をして、住み替えの成功をお祈り申し上げます。
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