不動産売却みんなのQ&A

2020.10.22 買い替え・住み替え

住み替え前に準備すべき事と注意点

お問合わせ内容【No.399】

住み替えを考えています。

不動産の購入は現自宅(10年前)を購入した時に経験しましたので、

不動産売買に関しては、心配していませんが、

住み替えについて注意すべき点がありましたら

教えてください。

回答【No.399】

不動産売却相談室にご相談頂き有難うございます。

相談室担当 奥村が回答いたします。

住み替えを考えるにあたって大切なことは、2点あります。一つは住み替え目的を達成する事です。

2点目は老後生活を犠牲にしない返済計画を建てることです。

住み替え目的とは、住み替えをして、現在の住宅の不満の解消、希望する住み方を見つける事です。

住み替え目的が達成しなければ住み替えの意味がありません。

ご家族で住み替え目的をじっくり相談して本当に住み替えが必要なのか?考えてみてください。

また、住み替えの問題点は売却と購入が同時に進行させなければならない点です。

売却と購入が同時に成立は、非常に難しい点があり、売却と購入が同時に成立する事は
ごく稀です。

売却、購入が同時成立しないと、弊害が発生します。

売却が先行した場合、購入資金が確保できて安心ですが、希望物件が見つかるまで仮住まいをしなければなりません。

反対に購入が先行した場合、購入資金の調達を考えなければなりません。一般的には買換えローンの申込を

して資金の調達を図りますが、買換えローンの審査条件は厳しいと覚悟しなければなりません。

何故ならば、現住宅ローンの返済と住み替え先の購入資金を借りなければなりません。

現住宅の売却金額が未定の時点で、万一、売却金額が査定金額を下回った場合を想定して、

住宅ローンを多めの借入(ダミー申込)をして、買換えローンの申込をせざるを得ません。

その場合、返済比率から年収に余裕がなければ審査が厳しいものになります。

住み替え計画で気をつけなければならない点は、老後の生活です。
前回ローン借入時よりお客様の年齢が高くなり、老後がより近づいてきました。

住み替えの住宅ローンは、年齢が高くなった分、返済年数が短くなり、

住宅ローンの返済金額が多くなる傾向になります。

住み替えをするには厳しい環境に変化しています。その中にあって住み替え目的を達成し、老後生活を安定させるには、工夫が必要になります。無理な計画実行は老後生活に支障がでます。
老後生活のためには、2つ注意すべき点があります。
一つは、住宅ローンは定年までに完済する。

二つ目は、住宅ローン返済金額は今の返済金額以上増加さない。

この2つを達成できるか、厳しい住み替え計画が想定されます。

健全な計画を実行して、住み替えを成功させましょう。

この範囲内で住み替えの「目的」を達成する計画である事

これを守れなければ住み替え計画が老後にしわ寄せする事を覚悟すべきです。

定年、老後生活は実感として感じられませんが、それは、確実に近づいています。

このような条件で住み替え目的を検討するには、規模の縮小か?思い切って住み替えの

断念も選択肢に入れなければなりません。

それでも、住み替えを実行する場合、老後生活を犠牲にしないよう細心の計画で実行される事が肝要と

信じています。

お客様もご家族とよくご相談の上、細心の注意をもって、ご決断されるよう切に思います。

ご説明したように今回の住み替えは、前回新規不動産購入された時点と老後生活の制枠が加わり厳しい選択を

せざるを得ません事をご理解の上、住み替えの上、是非ご成功をお祈り申し上げます。

 

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