不動産売却みんなのQ&A

2020.10.28 売却に係る経費

賃貸と購入どちらが得?

お問合わせ内容【No.276】

現在マンションに住んでいますが、

マンションが老朽化して将来修繕費が

発生し、維持費が多くなるのではと

心配しています。

売却して、売却金を家賃と趣味の

費用充当したいと思う反面。

老後も心配です。

賃貸と持ち家どちらが得でしょうか。

回答【No.276】

不動産売却相談室にご相談頂き有難うございます。

相談室担当 奥村が回答いたします。

立場、ライフスタイル、考え方により結論が変わります。

一般的なメリット、デメリットを列挙しますので、

ご自身のライフスタイル、考え方に照らし、御判断してください。

賃貸のメリット

・家賃さえ支払えば住み続けられる

・ライフスタイルに合わせ住み替えができる

・少ない金額で引越しが可能

・メンテナンスは貸主負担

・家賃値下げ交渉可能

・ボーナス返済がない

賃貸のデメリット

・家賃を払い続けても自分のモノにならない

・解体する場合は引越しをしなければなりません

・家賃値上げ交渉がある

・更新料が必要

・勝手に模様替え、リフォームができない

・高齢になった場合、転居が出来ない場合もある

購入のメリット

・住宅ローンが完済すれば住み続けられる

・安心感と社会的な信用をえられる

・自由にリフォームが可能

・急にお金が必要な場合、物件を担保に借入可能

・子供に精神的安定感が生まれる

購入のデメリット

・返済リスクがある

・物件購入金額+利息返済金額が大きくなる

・メンテナンスかかる

以上メリットデメリット列挙してみました

賃貸か購入かはライフスタイルによって選択が変わってきます。

例えば 社宅が充実している会社にお勤めの方であれば

転勤も多く購入後の自宅をどうするという問題が発生します。

社宅家賃は一般的には民間家賃より安く設定されています。

社宅と一般賃貸の家賃差額を社宅居住期間貯蓄に回し、定年後に

購入する事ができます。

安定していない職業に従事されている方は、長期の住宅ローンの借り入れは

心配のため、購入は躊躇されます。

家族構成が大きく変わると予想される場合、生活に定期的に変化を求められる方

購入はされないと思います。

逆に安定した収入がある方、老後に不安を持たれている方は購入を選択されます。

この様にライフスタイルによりメリットがデメリットになります。

今回ご相談では、マンションの修繕費が心配との事ですが、管理組合にお尋ねになり、

修繕積立金の残高、将来の積立金予想額を確認され、御自身支払い能力と照らし合わせ

ご判断されてはいかがでしょうか。

又、老後の心配もされています。

一旦売却された後は、年齢、収入、返済期間等含め購入は、厳しくなります。

不動産は、資産価値があります。

趣味も必要ですが、上記のメリット、デメリットを考慮し、総合的にご自身で判断

してください。

 

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