不動産売却のタイミングはいつがおすすめ?適さない時期もチェック!

2023.03.22

こんにちは!「まち」の不動産売却相談の専門家 イエステーションです。

 

不動産の売却はできるだけ早く・高く進めたいものですが、そのためには売却するタイミングを見極める必要があります。

 

今回のコラムでは、不動産売却に適したタイミングについて5つの視点から解説します。

不動産売却のベストタイミングを知って、売却をスムーズに進めましょう!

家と車の模型とカレンダー

 

 

不動産売却に“ベスト”なタイミング

不動産売却を早く・高く進めやすいタイミングについて、以下の5つの視点をご紹介します。

 

【1】季節

1年の中で不動産取引が最も活発になるのは2~3月です。

就職、進学、転勤など、新生活へ向けた引っ越しシーズンで、住宅の需要が高まるからです。

9月頃の秋の引っ越しシーズンも、その次に需要が高まると言われています。

 

逆に需要が減るのは、年末年始や夏休みシーズンです。

需要が高まる時期に合わせて売却活動ができるようにタイミングを合わせていきましょう。

 

【2】築年数

不動産は一般的に築年数が経過するほど売却価格が下がっていくのが通例です。

木造戸建ては築20年を過ぎると資産価値がゼロになるといわれています。

しかし、同じ年数が経過しても建物の構造や施工状況、立地、使用状況によって劣化具合に差が出るため、一概に築年数が新しければ高く売れるということはありません。20年経過した物件でも、人気のある住宅地内や駅近のマンションであれば価格が下がりにくいという状況があります。

結論として、築年数に見合った売却価格を設定すれば売れにくいということはありません。

 

【3】相場や住宅ローン金利の動向

経済動向として、中古住宅の取引相場が上がっているタイミングで売却すれば、高値で売れる可能性があります。

2023年2月現在、不動産相場は緩やかな上昇傾向にあり、特に中古マンションは右肩上がりが続いています。

但し、住宅ローン金利については近年長らく低金利が続いておりましたが、2023年1月には全期間固定金利と固定期間選択型が全体的に引き上げられました。

現状では、住宅購入を検討している人にとっては住宅ローンを利用しやすい状況ではありますが、この先は金利が上昇するという有識者からの意見も出ております。

住宅購入がしやすい状況は、住宅を売りやすい状況といえます。

 

ただし、住宅の取引相場や住宅ローン金利は現在の状況がずっと続くとは限りませんので、動向をチェックしながら見極めていく必要があります。

 

【4】不動産の所有期間

不動産を売却して利益が出ると、その利益(譲渡所得)に対して譲渡所得税がかかります。

不動産の所有期間が5年を超えるかどうかで、譲渡所得税の税率が変わります。

 

5年以下 短期譲渡所得税 39.63%(所得税30%、住民税9%、特別復興支援税0.63%)
5年超 長期譲渡所得税 20.315%(所得税15%、住民税5%、特別復興支援税0.315%)

 

また、所有期間が10年超のマイホームの売却では軽減税率の特例により、6,000万円以下の譲渡所得については譲渡所得税が14.21%(所得税10%、住民税4%、特別復興支援税0.21%)となります。

 

【5】ライフスタイルやライフステージの変化

ライフスタイルやライフステージが変化したタイミングで、住み替えによる売却を検討するケースも多いです。

例えば、結婚や出産で家族が増えたのでもっと大きな家に引っ越したい、子どもの成長にあわせてより便利な環境や間取りにしたいなどが考えられます。

子どもが独立したので部屋数を減らしたい、一戸建てから管理の手間が少ないマンションへ引っ越したいという需要もあります。

 

 

不動産売却のタイミングを逃さないために注意すべきこと

家の模型とカレンダー

不動産の売却には不動産会社への正式な依頼(媒介契約の締結)から、物件の引き渡し完了まで、平均すると3~6カ月程度の時間がかかるといわれます。

ベストタイミングで売却するためには、売却時期の目安を付けたらそこから逆算してスケジュールを立て、準備を始めることが大切です。

たとえば2~3月に売却したいなら、6カ月前の9~10月頃には不動産会社に相談をするなど準備を進めると良いでしょう。

できるだけ余裕をもって動いた方が、不測の事態にも対応しやすく、スムーズに売却を進められますよ。

 

下記のコラムでは、不動産売却にかかる時間や一般的な流れについて詳しくご紹介しています。

不動産売却が長引いてしまう原因についても解説していますので、合わせてご覧ください。

不動産売却の平均期間は?スケジュールや長引く要因もチェック!

 

また、できるだけ早く売りたい、または売却した時期まで時間がないという場合は、「不動産会社による買い取り」も検討してみましょう。

不動産の買い取りとは、不動産会社に不動産を直接買い取ってもらう売却方法です。

買い取り相場は市場価格の7~8割程度と安くなるのが注意点ですが、買主を探す必要がないため、売却がスムーズに進むのがメリットです。また、契約終了後に売主の責任となる「契約不適合責任」についても、「買い取り」の場合は、不動産会社が責任を負ってくれるため、契約後の煩わしさがないということも大きなメリットです。

売却金額の折り合いさえつけば、最短で2週間~1カ月程度で売却が完了します。

 

 

不動産売却に“適さない”タイミングも確認!

上記でご紹介してきた内容を踏まえると、不動産売却に適さないタイミングは以下のようなものになります。

但し、売却する理由が明確な場合や不動産を相続した場合は、迷わず動く、不動産会社に相談して決断していくことが重要となります。

 

  • 年末年始・夏休み時期
  • 中古物件の相場が下がっているタイミング
  • 住宅ローンの金利が高いタイミング
  • 所有期間が5年以内

 

中古物件の相場や金利の状況も見極めつつ判断したいものですが、将来の動向についてはわからない部分もありますので、後に後悔しないためには「売却理由発生時に動く」のが重要なことになります。

 

 

不動産売却のベストタイミングを知って早めに準備を

不動産売却を早く・高く進めるには、売却のベストタイミングを知ってそれに向かって準備をすることが大切!

①引っ越しシーズンに向けた2~3月、②売却相場が高く、住宅ローン金利が低いうち、③所有期間が5年を超える、④ライフステージの変化 、の4つのポイントを押さえながらタイミングを見極めましょう。

 

タイミングを逃さないコツは早めの準備! 売りたい時期から逆算して6カ月ほど前には不動産会社へ相談を始めましょう。

できるだけ早く売りたいという場合には、不動産会社による買い取りという方法もあります。

将来の経済動向などは分からない部分もありますので、早めに不動産会社に相談を始めることで、余裕をもって不動産売却に取り組むことができますよ。

 

家や土地などの不動産を売却したいけれど、近くに相談できるところがなくてお困りの際はイエステーションへお任せください!

 

 

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