相続前に知っておきたい!資産整理と不動産売却で避けるトラブルとは?

2025.06.03

こんにちは!「まち」の不動産売却相談の専門家 イエステーションです。

不動産を売却しようと考えるタイミングは、人それぞれ異なります。
相続した空き家の管理に悩んでいる方、住み替えによって今の家を手放す方、あるいは老後資金の準備として資産整理を始める方も少なくありません。

こうした資産の見直しを進める中で、実は多くの方が見落としている資産があります。

それが、「現物資産」と呼ばれるものです。
たとえば、自宅や実家のタンスや押し入れを整理した際に、古い記念硬貨や金貨、贈答用のメダルなどが出てきた経験はないでしょうか?

これらの現物資産は、普段の生活ではあまり意識されない一方で、専門の買取市場においては価値が付くケースもあります。
特に、記念行事で配布された金貨や、収集していた外国硬貨、限定デザインの記念メダルなど、一部にはプレミア価格が付くこともあります。

ただし、すべての現物資産が高額査定となるわけではありません。
一般的な記念硬貨や金貨の多くは、額面に近い価格での取引となる場合もあり、市場価値は種類や状態によって大きく異なります。
したがって、過度な期待を持つことなく、信頼できる業者や鑑定士に査定を依頼することが重要です。

 

 

現物資産を見直すメリットとは?

現物資産を把握・整理することには、以下のようなメリットがあります。

資産の棚卸しができる:資産全体の状況を見える化することで、将来的な相続や贈与に備えた計画が立てやすくなります。

思わぬ現金化につながる可能性:一部のアイテムは高額での売却も期待でき、老後資金や生活資金に充てることができます。

相続手続きの簡素化:あらかじめ資産を整理しておくことで、遺族の負担を減らし、相続時のトラブルも回避しやすくなります。

特に不動産のように大きな資産と現物資産を一緒に整理することで、資産全体のバランスを整えたうえでの売却・贈与が可能になります。

現物資産の整理方法と注意点

現物資産の整理にあたっては、以下のようなステップを踏むのが理想的です。

資産の棚卸し

家の中をチェックし、記念硬貨、金貨、メダル、ジュエリー、骨董品などを確認。

仕分けと保管

明らかに価値がないもの、思い出の品、価値がありそうな品に分類し、保管状態を良く保ちます。

専門家への相談・査定

買取業者や鑑定士に相談し、査定額を比較。複数の業者に見てもらうことが望ましい。

売却または保有方針の決定

価値が高くなりそうなものは売却を検討し、思い入れのある品は保有または家族に譲渡。

注意すべきは、「金貨や記念硬貨=高額買取」というイメージを持たないこと。純金製であっても、金の相場や重量、発行数により評価額は大きく異なります。また、査定を依頼する際は悪質な業者に注意し、口コミや評判を確認したうえで依頼しましょう。

不動産売却のタイミングで現物資産を整理する理由

不動産売却は、大きな金額が動く人生の転換点です。その準備の中で、現物資産の棚卸しを同時に行うことで、資産全体を見直す良い機会になります。

また、資産全体の透明性が高まることで、家族間での共有や話し合いもスムーズになり、相続時のトラブルも減少します。
不動産と現物資産を合わせて整理することは、単なる片付けではなく、「資産形成の再設計」にもつながる重要なプロセスです。

まとめ

資産整理は、不動産だけに限られた話ではありません。
タンスや押し入れの奥に眠る現物資産も、将来的な資産計画や相続対応において重要な役割を果たす可能性があります。

「知らなかった」では済まされない損失を避けるためにも、早めに行動し、「見えない資産」も含めて全体像を把握しておくことが、賢明な選択です。

不動産売却を機に、ぜひ現物資産も含めた資産整理を進めていきましょう。

 

参考:記念硬貨や金貨の価値について詳しく知りたい方は、金貨・硬貨・コイン買取専門店「金貨買取本舗」の情報をご覧ください。

 

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