不動産売却みんなのQ&A
売却前のリフォームの必要性と効果
室内がかなり古いのですが、
売る前にリフォームをしてから売却した方が良いのでしょうか?
回答【No.259】
不動産売却相談室にご相談頂き有難うございます。
相談室担当 奥村が回答いたします。
一般的に、売却金額がリフォーム工事費以上に上昇する事は、レアなケースとお考え下さい。
リフォームは、不動産の早期売却を促進する程度にお考えください。
稀に、売却金額に反映されるケースもあります。
「室内がかなり古い」とのことですが、どの程度でしようか?
(1)内装(壁、天井のクロス、フローリング)を取り替えれば、売却可能な状態になりますか?
この場合、リフォームは、早期売却効果程度と思われます。
リフォーム費用の全額回収は難しいと推測されます。
(2)水回り(台所、洗面、風呂、配管給湯器)を全面取り換えなければ使用できない状態でしょうか?
または、間取りの変更(狭い4.5帖の部屋等があるため生活様式に合わない等)も検討しなければならない状態
でしょうか?
このケースの場合、ご自身でリフォームされ売却するには、
多額なリフォーム費用が発生し、売却リスクが増大します。
リフォーム後売却に苦戦も考えなければなりません。
リスクを回避するためには、2つ考えられます。
1つは、リフォームせずに買取業者へ売却するケース。
ただし、リスクを回避することはできますが、売却金額は少なくなります。
何故なら、買取業者の利益(通常2~3割)が買取金額より差引かれるためです。
2つ目は、リフォームは買主様が実施する案です。
不動産会社とリフォーム業者と打ち合わせをし、
間取りの提案、リフォーム見積もりを提示しリフォーム工事は、買主様が実施する。
買取業者の利益がなくなるのため、その分、売却金額が上昇するメリットがでます。
買主が決まっているため、売却リスクもなくなります。
リフォームされるかどうかは、上記目的により方法を選択されてはいかがでしょうか。
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