不動産売却みんなのQ&A
権利関係な複雑な土地売却について
3年前父が亡くなり兄弟2人で相続した土地があります。
敷地は5人が其々所有していますが借地、接道不備、等問題点を抱え売却出来ないまま
時間が過ぎました。
今回子供が大学に進学するため、この土地を売却して学費に充当したく今回は是非売却を考えています。
売却できる良いアドバイスをお願いします。
回答【No.305】
不動産売却相談室にご相談頂き有難うございます。
相談室担当 奥村が回答いたします。
複雑な権利関係を整理するのは過去の経験から難しく時間がかかると推察
しています。
権利関係が複雑な物件では、各権利者は1人では解決できない現状を打開する方法が見つからなく困っています。
例えば、接道不可で隣地の協力が得られれば接道要件が達成できますが、
隣地所有者は協力要請された土地所有者に
協力しても、自身の所有地の問題点建蔽率オーバーが相手に協力によって解決されなければ、
相手に協力する興味はありません。
借地所有者は地主の承諾がなければ話合いに入れないと其々事情を抱え問題点を
解決できないまま時間が経過しているのが現状です。
このように各権利者が問題点を抱えながらも単独での解決はできない事態を充分認識され、
解決に不安をもたれていると思います。解決をあきらめられる権利者もでてきます。
本音は問題を解決して売却したいと願っていますが。
本音では売却希望であれば個々で解決できなければ、敷地全体として土地活用できないか検討してみましょう。
検討した結果、権利関係の調整して一括売却できる目途が立った時、
各土地所有者に売却方法を詳しく説明、一括売却が全員のメリットに繋がる点を説明、
納得してもらいましょう。
この部分を曖昧にされると正式に売却手続きする段階で不平、不満、
理由のない要求がでてきますので気をつけなければなりません。
売却後の配当を各土地所有者に提示協力の要請を行います。
各土地所有者は過去単独で問題解決できない事は充分認識されていますので、
敷地全体を売却する提案に協力し易いと思います。
全員が協力しなければこの不動産売却は出来ない事を認識してもらうことが大切です。
土地所有者は単独では売却出来ない事は充分認識していますのでご自身の不動産が売却できる財産になるか、
ならないかと判断した時、全体として売却に協力的になります。
土地権利者の売却コンセサンスがとれます。
その後土地全体を事業化する購入者を見つければ、全体として売却できます。
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