不動産売却みんなのQ&A

2020.10.28 業者選びについて

仲介手数料値引き業者と買取条件付きの媒介契約の矛盾

お問合わせ内容【No.360】

今回住み替えを考えています。

一括サイトより紹介された業者が仲介手数料を値引きしますので

当社に媒介契約を結んでくださいと言われています。

又別の業者では「当社は買取条件付きの媒介契約」をしますので

ご安心ですよと言われています。

仲介手数料が安くなったり、売却先が決まっているのは安心ですが

何となく不安です。

どこの不動産会社に媒介をお願いすればよいか迷っています。

回答【No.360】

不動産売却相談室にご相談頂き有難うございます。

相談室担当 奥村が回答いたします。

お迷いについて、想像できます。

仲介手数料を値引きを条件に媒介契約を締結する業者がいます。

お客様の立場では、仲介手数料が安くなれば「得をした」と納得されてますが、果たして

お客様にとって得でしょうか。本来売主の媒介業者は売却物件を高く売る努力するのが使命の一つ

です。売却物件が高く売れれば仲介手数料値引き金額以上に売主の収入増加に繋がるケースもあります。

仲介手数料値引きで売主の集客を増やそうとする努力より物件を高く売る努力が疎かになれば

お客様に対する背任行為ではないでしょうか。

買取条件付き媒介契約の矛盾

このケースは買換えの場合によく利用されます。

お客様は売却できない不安と買い物件の決済時間的の制約があるためこの制度を利用されるケースがあります。

買取価格は買取業者が再販売しても利益が出るよう買取金額を市場価格より低く設定します。

この条件で媒介契約された場合、この段階で仲介の営業努力はされなくなります。

何故ならば、買取は仲介手数料より利益率が高いため仲介成約は自社の利益の減少に

繋がり、そのような行為はしないはずです。

悪く言えば仲介のふりをしているだけで少しでも高く売る努力はしないでしょう。

お客様にとって売却出来ない不安と買換えの時間的成約の不安があります。

売却出来ない不安、売却物件の売出金額を市場金額より安くすれば何れ売却できます。

時間的制約には、当初売出時点から買取金額での売出価格であれば、半月以内に買い手は見つかります。

その根拠は、買取金額は買取業者の利益と経費が含まれた金額になっているはずです。

利益と経費は3割程度と言われています。

市場価格より3割安ければ買い手がすぐ見つかる事はお客様もご理解いただけると思います。

「買取条件付き」媒介契約をしなくてもお客様が市場より安い金額で売出されれば成約は間違いありません。

寧ろ買取価格より高い金額での売出でも成約の可能性があります。

買取金額より高く、早く、確実に売却が可能です。買取条件付き媒介及び仲介手数料値引き媒介契約は、

売主にとって損失だとご理解いただきましたでしょうか。

少しでも高く売却するためには、営業マンがお客様の事情をコンサルして、

市場にて適正金額での売出をされることが結果、高く売れることになります。

仲介手数料値引き媒介契約と買取条件付き媒介契約一見お客様にとって「お得」に見えますが

冷静に考えればお客様にとって「損失」となります。

物件売却は「適正金額」での売却が最終的にお客様の収入増に繋がります。

営業マンと話合いお客様の売却物件を利点はもちろん欠点も理解した上で適正金額

での仲介に協力してくれる営業マン選びをされるのが「お得」のようです。

早い売却をお祈り申し上げます。

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