長男が農業を継ぎます。税金対策を教えて下さい

私と妻は80歳近くになり、体力の面から家業である農業を続けることが難しくなってきました。


このような事情を汲んだ長男が、会社を辞め来月に私たちのもとへ戻り、すぐに農業を継いでくれることになりました。長男に農地を譲ったら、私たち夫婦は完全に隠居するつもりです。


これで家業の継続は心配なくなりましたが、私の生前に長男が農業を継ぐことで発生する税金のことが気がかりです。農業を継ぐ長男のために、親の私が今できることは何か無いでしょうか?

公開日時 : 2018年11月07日
カテゴリー : 相続に関係すること

ご相談者様の生前に全ての農地をご長男様に引き継がれることが前提であれば、「農地の贈与税の納税猶予」を活用されることをお勧めします。


この制度は、ご相談者様のように農業を営む方がそれを継ぐお子様に農地の全部を贈与した場合、本来であればお子様に課される贈与税について、お子様が当該農地で農業を営むなど一定の条件のもとで猶予するという制度です。そして、贈与したご相談者様が亡くなられますと、猶予されている贈与税は免除されることになります。つまり、お子様は何も贈与税を負担すること無く、ご相談者様の生前に農業を継ぐことができるのです。


また、農地を譲り受けたお子様は、そのうち20パーセントまでであれば宅地にすることや売却が認められています。これによりお子様は、戻られた際の自宅を建築することや、売却などにより得た資金をその後の相続税納税資金とすることが可能です。


ご注意頂きたいことは、主に以下の内容になります。


1)この制度は、農業を継ぐ方が誰かということが明確でなければ利用できず、さらに農地の全てを一括して一人のお子様に贈与することが条件です。もしご長男様以外にもお子様がいるのであれば、その方が不公平に感じたりご相談者様の相続発生後にトラブルになることを避けるために、その方から十分なご理解を得て頂く必要があります。


2)ご長男様が譲り受けた農地のうち宅地に転用または売却した20パーセント以内の部分については、それに相応する分の贈与税および利子税の支払いが必要です。また、20パーセント超を宅地に転用または売却した場合は、贈与税の全額を支払うことになります。さらに、猶予を受けていた期間に相応する利子税も発生します。


3)ご相談者様が亡くなられた際、猶予されていた贈与税は免除されますが、相続税は課税されます。ただし、ご長男様が農業を継続されれば「農地の相続税の納税猶予」の適用を受けることが可能です。


この制度には、他にも細かな規定がございます。最寄の税務署に一度ご相談されてみてはいかがでしょうか。

長男が農業を継ぎます。税金対策を教えて下さい関連する最新相談

2018.11.21 売主個別事情相談

借地権の相続について、良い方法を教えてください

回答はこちら
2018.11.21 売主個別事情相談

内縁の夫が死亡しました。私は何も相続できないのでしょうか?

回答はこちら
2018.11.21 売主個別事情相談

自分の死後、自宅を会社に寄付したいのですが…

回答はこちら
2018.11.07 売主個別事情相談

亡き父の同居人が自宅から立ち退きません。何か方法はありますか?

回答はこちら
2018.10.30 売主個別事情相談

相続対策として、収益不動産を購入するメリットを教えてください

回答はこちら

みんなの相談内容を見てみる

不動産売却に関するご相談受付中!

不動産売却を考えている方を応援!お気軽にご相談ください。

不動産売買相談百科は、売却に関する専門知識を持った担当者がお答えいたします。
下記注意事項をご確認後、必須項目にご記入の上、お問い合わせください。

お名前(ハンドルネーム可)必須
メールアドレス必須
お住まいの都道府県任意
お住まいの市区町村任意
ご相談内容必須
注意事項
※ご返答に、多少のお時間(1週間程度)がかかる場合がございます。
※頂いたご質問に、全てに、お答えできない場合もございます。
※頂いたご質問は、個人を特定されない形で、公開させて頂くことがございます。

不動産売却の査定依頼はこちら

WEBからの査定依頼

お電話からの査定依頼

03-6681-2718

不動産査定依頼

WEBからの査定依頼

お電話からの査定依頼

03-6681-2718

おすすめのご相談内容

今月の相談 ー PICK UP ー

不動産売却相談 カテゴリー

不動産売却相談百科
Copyright c 2018 不動産売却相談百科 . All rights reserved.